野田市中野台の歯医者 岡田歯科医院 | 歯周病

歯周病は菌が原因

昔は歯槽膿漏症といって、歯槽骨(歯を支えている顎の骨)が溶けてしまい、歯が抜けてしまう病気くらいにしか思われてなかったと思います。私が大学院で研究をしていた頃も歯槽膿漏病と呼び、手術か固定で歯を保存する方法しかありませんでした。医学が進歩し、プラークが原因と判り、歯磨きをすすめてきました。
最近ではさらに進歩し、細菌、カビ、咬合が原因であると判ってきました。又、ここ数年歯周病の原因菌の出す毒素が全身の各臓器に大きく影響を及ぼす事も判り、マスコミなどで取り上げられるようになりました。
歯に付着しているプラークは1gにつき約300種・3000個、口の中全体では数億の細菌がいるそうです。

口腔内にいるカビの胞子を
電子顕微鏡で拡大したもの

カンジタ菌は水虫の菌と同じで、歯肉に取り付くと、歯肉の中のたんぱく質を分解しコラーゲン繊維の弾力を減少させるので、部分的な腫れや歯肉の組織が破壊されたりすると言われています。
『歯周病は薬で治る』 引用
生田図南著 2004年天の草社

口腔内にいるカビの胞子
ご存知ですか?平均寿命と健康寿命 歯周病は国民病! 歯周病は万病のもと 歯周病の程度別年間医科医療費 歯数が多いほど、また義歯による機能回復をするほど認知賞発症が少ない

どうして歯周病になるのでしょうか?

歯周病の原因の1番は細菌とカビです。

歯周病の原因の1番は細菌とカビです。

抵抗力(免疫力)の弱い方

体調をくずした時などは免疫力が一時的に下がり、細菌の攻撃を受けやすく、歯ぐきが腫れ出す。いつもこのパターンをくりかえす方は炎症を起こし、骨を溶かす因子が多く出るため、歯周病になりやすいようです。

生活習慣

①ストレスが多い方
②タバコを吸う方


ニコチン、タール、一酸化炭素など有害物質で血管が細くなり、体を守る細胞の能力が低下します。歯ぐきを構成する細胞にダメージを与え治療の効果を低くします。

細菌の出す毒素が体に
どういう悪さをするのでしょうか?

動脈硬化

血液の中に入り込んだ歯周菌が血管壁に感染すると防御反応により作られた媒体が動脈壁の硬化を起こすといわれています。

血栓

歯周病菌の出す毒素の作用で血液を固まらせ血栓を作り、脳や心臓の病気を起こすといわれています。

糖尿病

血液中に流れ込んだ細菌がインシュリンの血中の糖の濃度をコントロールする働きを阻害するといわれています。

低体重出産

歯周病にかかっている妊婦さんは、早産・低出生体重児の確率が約2~4倍になるといわれています。

リウマチ

リウマチとは、手足の関節がこわばったり痛んだりし、進行すると関節が変形してくる病気です。
近年、リウマチと歯周病の相関関係が注目されています。
歯周病の細菌がつくり出す毒素(炎症性物質)によってリウマチが発症し、リウマチの症状が重くなったりすることが明らかになっています。

口臭

お口の臭いの原因は口の中のばい菌です。
口の中の細菌がタンパク質を分解する事によって臭いが発生します。きれいにしていないと細菌が増え、悪臭といわれるほどの臭いになります。

タンパク質とは?
  • ・古くなって剥がれた歯ぐきや粘膜の細胞
  • ・白血球
  • ・リンパ球
  • ・死滅した細菌

気になるようでしたら口臭感知器で検査し、どのような細菌がどのくらいいるのか位相差顕微鏡で検査してもらいましょう。

当院の歯周病治療について

当院の歯周病治療について

当院の歯周病治療は主に薬を使用します。
顕微鏡による口腔内の細菌検査にてお口の状態を診断し、
その方に合うお薬を処方いたします。
歯周病でお悩みの方はぜひご相談ください。